EP01~EP06
2014年、突如、月周回軌道上に現れた異星人・ペドラーは、地球人類に「通商」を呼びかける。1,000キログラムの石灰岩と引き換えに彼らが提供したのは、意識制御型作業機械・エグゾフレームだった。その汎用性と廉価性ゆえに発展途上国を中心に爆発的に普及し始めたエグゾフレームは、やがて戦場でも有用性を発揮、既存の兵器を「時代遅れ」のものにしていく。
一方、変わりはじめた世界に対し、アメリカ合衆国を初めとする先進諸国は、自国の産業保護などを目的に、エグゾの利用を規制。その軍事的可能性も目を背けるばかりだった。そんな政府の姿勢に危機感を抱いた合衆国海兵隊の一部隊員は、エグゾが世界に及ぼす影響の調査を独自に開始するが、彼らの前に、ドクロのエンブレムを付けた謎の部隊、アウトキャスト・ブリゲードの姿が見え隠れする。
EP07~EP12
2021年。アメリカ合衆国ら先進工業諸国が中心となったザンクトガレン協定による規制もむなしく、異星人ペドラーがもたらした意識制御型汎用作業機械「エグゾフレーム」は、全世界に拡散していた。世界各地でエグゾフレームを調査してきたボウマンたちは、その背後に、戦場でのエグゾフレームの利用を拡大させようと目論む何者かの存在に気づく。全ての情報はアフリカの新興国・アザニア共和国大統領ライラ・レシャップを示していた。
彼は世界中の誰もがタダ同然で入手できるエグゾフレームの利用を拡大させることで発展途上国の技術的独立を促すべく、新しいアフリカ連合の実質的なリーダーとして、あるいは謎の武装組織アウトキャスト・ブリゲードの黒幕として動いている。だが、その危険性を訴えるボウマンたちの報告書は、上層部に握りつぶされてしまう。彼らは、アザニアに対抗すべく、エリア51において秘密裏に海兵隊専用エグゾ開発プロジェクト「ガビアル」を推める。